しまうまのオタク帳

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【Summer Pockets】 ポケットをふくらませて 歌詞比較

 

はじめに

しまうまです.

 

2020年も終わりそうですが,皆様はいかがお過ごしでしょうか?

今年はSummer Pocketsの続編?Reflection Blueが発売したり麻枝准脚本のオリジナルアニメーションの神様になった日が放映されたりとKeyの好きな方には愉快な1年だったのではないでしょうか.

神様になった日はともかく(というか思い出したくない),Summer Pockets Reflection Blueは無印をプレイしている私も超えてきたな~という感想でとても印象深い作品でした.中でも印象的なのはタイトルにもあるように「ポケットをふくらませて」という曲です.こちらは作詞作曲・麻枝准さんの作品なのですが,これがいいんですよね.日常シーンで流れるSeaシリーズに歌詞がついたもので終盤で流れるのKeyだな~と腕組みをせざるを得ないです.小さな手のひらみたいな感じで.

で,この曲なんですがRBでももちろん流れるのですがよく聞くと歌詞が違うんですよね.曲名を見るとバージョン違いの「ポケットをふくらませて ~Sea , you again~」となっています.比較記事を探してもなかったので,本日届いたサマポケRBのサントラをもとに比較していきたいと思います.

 

Summer Pockets REFLECTION BLUE Original SoundTrack

Summer Pockets REFLECTION BLUE Original SoundTrack

  • 発売日: 2020/12/25
  • メディア: CD
 

歌詞比較

()赤字がSea , you again ver

 

忙しく時は過ぎて(七つの海を越えて)

またひとつ大きくなって(遥かな冒険した)

それでも自転車乗って(これ以上はもう贅沢)

きいきいと音をたて(願いなら告げた後)

坂をのぼるあの夏へ(梅雨空も過ぎ去って)

その先で待っているきみ(新しいページが開く)

 

大人になんてなれなくていい

だって大切な宝物を忘れることでしょ?

そんなの嫌だ

ぼくだって嫌だ(誰だって嫌だ)

だから必死に守ってみせる(だから必死に守ってゆくんだ)

このポケットに詰め

約束

 

喉が乾いたらそうだ

ラムネ買って飲もうか

蝉はじーじーと鳴いて

どこまでも続く空

揺れている陽炎と

立ち向かえカブトムシたち

 

いつか誰もが大人になって

夢も忘れて生きていくなんて

誰が決めたんだろ?

ぼくはいつでもここに居るって(あんなにも大きく描いた夢だ)

ずっと離れずにそばに居るって(叶わなくたってここにあるって)

どうか信じさせて

神様

 

夜のとばりが降りて

夜の明かりが灯る(草むらに灯がともる)

まるで長い夢でもみてたよう

 

新しい暮らしにも(明けることがなくても)

もう慣れてきた頃で(もう夏が来なくても)

それでもたまにきみを思い出す(いつかまた鮮やかに思い出す)

 

笑ってはしゃいで走って疲れて

休んで見上げてその蒼に吸い込まれ

気づけば瞬く星の海に浮かんでて

 

傷つけ悩んで悔やんで迷って

探して 失くして 探して 探して

きみさえいればよくて

 

もうぼくは大人になって(行かないでどこにももう)

今でも自転車に跨って(描いた夢ごと置いてかないで)

平坦な舗道を進む(楽しいことたくさん待つよ)

もしかしたらすれ違うきみは今でも(もしかしたらすべてが本当になるかも)

あの日の眩しさでいたりして(だんだん忘れて遠くへゆく)

ポケットもまだ膨らんだままで(零れるほどの幸せを詰めた)

 

考察的な何か

ここからは少しだけ考察させていただきます.もちろんネタバレは有りです.

無印とRBの違いってヒロインの追加,演出の変化などいろいろ挙げられるとは思うのですが,私は一番グランドルートの最後の追加が肝だと思っています.無印ではうみを失って終わりだったと思うのですが,RBではうみがいなくなった後のループしない世界,いわば本番とでもいうのでしょうか.そこで羽依里としろはが出会い,そして最終的にはうみちゃんに再開をするシーンが描かれています.いわば完結編のようなものだと考えています.RBも無印も物語の根底は変化なくその先まで表現されていたと考えるのが自然なように感じます.無印ではうみは生まれておらずRB追加キャラ,特に識が影響を与えて最後のシーンになったとも考えたのですがここはどうなんでしょうね.自分一人では判断しかねるのでファンブックなどのQ&Aに書かれると嬉しいです.今回は前者の無印とRBは違いがないと考えて書いています.

最初の部分ですがSea,you again ver(以下RBver)のほうは七つの海というのは2つの意味があるように感じます.1つ目は七海でうみがしろはに能力を宿さないように過去に戻った時に使用してた七海.七海を経てみたいなイメージです.2つ目はRBで追加され7人となったヒロインです.どちらの経験もなければ最後のシーンにたどり着けないように感じますしそのことを言っているように感じますし,そのことを遥かな冒険と表現しています.RBで7人にしたのは無印発売前から決めていたのでしょうか?だとしたらすごいですね.

そして最後の部分ですがここはもううみの願いの部分ですね.ただここを読んでいるとこの章の最初に記述したRBと無印実はED違う説があっているのではないかと感じてしまいます.比較すると無印版の「もしかしたらすれ違うきみは今でもあの日の眩しさでいたりして」という歌詞が実はそういう未来もあったんだよみたいなニュアンスのように感じ,対照的にRBverの「もしかしたらすべてが本当になるかも」という歌詞が今回はそのEDにたどり着けてその未来を予期させるような歌詞に感じ取ることもできます.本当にここは知りたいところではありますね.公式さんお願いします.

他の箇所も意図はあると思うのですが,まだあまり考察できていないのでまた機会があれば更新します.